夢の現実科学の妄想 虚空研究所

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この一年間一度も車を運転しませんでした。自分には不要の物だと思いました。高速道路の通行料金を安くしてやるから機械をつけろと宣伝していましたが、そもそも自分は高速道路を走りません。燃費のいい車に買い換えれば税金を安くしてやるとも言われましたが、それならいっそ車をやめてしまえばいいやと思い、車を処分してしまいました。これで自分がひとごろしになってしまう危険性を少し削減することが出来ました。パソコンもこのごろほとんど使わなくなってしまいました。投稿動画だの道路沿いの町の景色だのを眺めるためにスイッチを入れて立ち上がるのを待っているのが馬鹿らしい気がするし、たまに使うと、ソフトが勝手に更新されて、画面の様子がどんどん変わってしまい、訳の解らない帯ばかりが増えて肝心の画面が小さくて気分が滅入ります。何だかおせっかいなセールスマンにつきまとわれているみたいです。テレビをつけるとちでじにしろとうるさいので楽しくありません。自分は今のままで充分だしほっといてちょうだいと言っても、もうすぐ見えなくなりますと一方的に言われてしまい途方に暮れます。自分に必要ないものばかりが世界にみちあふれているようです。そうかと思うと、自分に本当に必要なものがどんどんと手に入らなくたりつつあります。先日もヨドバシカメラへネガ袋を買いに行ったら、また自分に断りも無く売り場の配置を換えていて、うろうろ探し回った挙句、やっと見つけたネガ袋売り場にずっと使い続けていた安価で量の多い商品が無くなっているのです。残っているのは高くて一寸しか入ってないくせにパッケージだけが立派なやつや、インデックスシートを二つ穴の綴じ代部分に入れるようにしてあるといった、一体何考えてこんなものを設計したのか理解に苦しむ商品ばかりになっているのです。じわじわと塵や汚物に生活空間が侵略されているような危機感を覚えます。鬱鬱鬱 二千九年
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虚空画廊に『なつのこと』 |